- 2016.09.01 Thursday
- 18:09
9月会長法話「老いの輝き」
日々ありがとうございます。
残暑が続いている中、台風もやってきています。先月は、リオ五輪での日本のすばらしい活躍を観て、たくさんの感動をいただきました。4年後の東京五輪も期待したいですね。
今月も、会長先生のご法話をもとに、自らの心田を耕し、明るく優しく温かく精進してまいりましょう。
本来の面目
〇 光輝(後期)高齢者・・・75歳をすぎて、ますます光り輝く人。
〇 「春は花 夏はほととぎす 秋は月 冬雪さえて 涼しかりけり」
(道元禅師の歌)
・春夏秋冬のそれぞれが、ありのままに独自の輝きを放っており、すべてが天地自然のはたらきであり、それぞれがすばらしい。
〇 自分がいまあることそのものに目を向け、そこに映る輝きや有り難さに気づいている人こそ、ほんとうの意味で光り輝く高齢者という。
〇 「生くることやうやく楽し老の春」(富安風生)・・・人生の春や夏のころにはわからなかった大切なことに気づけた心情がにじむ、まさに光り輝く高齢者の心境が示されている。
会長先生のご著書「心田を耕す」(P104)には、「本来の面目とは、人間の本性のことで仏性と言い換えてもいいもの。それはまた、ありのままの相(すがた)ということ」とあります。また「自己中心の価値観を越えた世界が仏の世界であり、大自然の姿である。」とあるように、自己中心の価値観を捨てて、ありのままを受け入れていきましょう。
菩薩の輝き
〇 たとえ寝たきりの人であっても、光り輝く菩薩として、まわりにいる人たちの心田を耕す犂(すき)となり、鍬(くわ)となっていることを忘れてはならない。
〇 開祖さまは「自分が生きていることがそのまま布施になるような人生を送りたい」といわれました が、私たちには、生きる姿をとおしてさせていただける布施もあるのです。
〇「学問や芸術や信仰に情熱を抱き続けることが不老の秘訣」(安岡正篤先生)・・・元気な姿で学びを深め、それを生かして世に貢献する生き方も、老いの輝きとして布施の人生といえます。
「教会道場は練習の場、家庭や社会が本当の実践の場」と教えていただいています。置かれたその場所で光り輝いて菩薩行をさせていただきたいものです。今月は、脇祖さま報恩会の月です。開祖さま・脇祖さまの願いをわが願いとし、そして、彼岸供養を通して、ご先祖に感謝し、誓願をもって慈悲行を徹底し、布教精進していきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。 合掌
平成28年9月1日 教会長 西村 季代子
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