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- 2020.01.31 Friday
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2月会長法話「私心を去る」
日々ありがとうございます。
昨日までの10日間の寒修行も無事終了し、本日朔日は、節分会をさせていただきます。「丙(ひのえ)申(さる)二黒土星(じこく・どせい)」の年に4日から入ります。今年の自分のなすべきこと、心すべきことは何かをしっかりとかみしめていきましょう。
そして、今月も会長先生のご法話を通して、自らの心田を耕し、明るく・優しく・温かく菩薩行ができるよう精進してまいりましょう。
愉しく生きる秘訣
・「子四を絶つ。意なく、必なく、固なく、我なし」という「論語」の意味は、「孔子の心には、自分を縛る四つの煩いがない。その四つとは、私心、無理押し、ものごとへのとらわれ、我を張る心」という意味です。
・「はい」と答えられるのは、私心がないときです。「はい」と素直に返事ができることは、日々を愉しく生きる秘訣の一つといえましょう。
・「おはからい」と受けとるのは私心を去るスイッチを入れるようなもので、それによって法に順う無理のない、楽な人生が歩めるのです。
好いことだけでなく、つらく悲しいことでも、神仏の「はからい」として感謝で受けとめていきましょう。
成功も安らぎもそこから
・無私の心で、呼ばれたら「はい」と返事をし、ものごとを「おはからい」と素直に受けとめ、人の心に寄り添い、話を聞いて相手を思いやるような、穏やかで安らぎに満ちた日常にこそあるのです。
釈尊の願いは何かを思うとき、すべては仏の説法(おはからい)と受けとめて精進していきたいと思います。
今月は涅槃会があります。お釈迦さまが入滅された日です。涅槃とは、「煩悩が吹き消された状態」を意味します。お釈迦さまをお慕いするとともに、人さまに尽くす行いをさせていただくことを決意させていただきましょう。
平成28年2月1日 教会長 西村 季代子